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Sequential treatment with erlotinib and chemotherapy significantly improves progression-free survival in patients with non small cell lung cancer ENG
James Bestilny 20/Oct/09
Journal of Clinical Oncology誌10月20日号に発表された試験によると、非小細胞肺癌 (NSCLC)患者にゲムシタビン/プラチナ化学療法の後にエルロニチブを連続的に投与すると、無増悪生存率(PFS)が53%改善する。エルロニチブと化学療法の同時併用を調べた以前の試験からは、生存率の上昇は認められず、これは細胞周期ベースの薬剤の拮抗作用に起因すると思われる。この試験は、エルロニチブと細胞毒性化学療法の逐次併用によって治療アウトカムが改善することを証明する初めての第II相無作為化プラセボ対照比較概念実証試験である。

この試験には未治療のstage IIIBまたはIVのNSCLCで、米国東海岸癌臨床試験グループ(ECOG) performance status が0または1の患者154例を組み入れた。患者は経口エルロニチブ(150mg/日、n=76例)またはプラセボ(n=78例) 投与に無作為に割り付けられ、シスプラチン(75 mg/m2 1日目) またはカルボプラチン(5×血清中濃度-時間曲線下面積、1日目)のいずれかとゲムシタビン(1,250 mg/m2 1 日目と8日目)を投与する4週間周期の化学療法の15〜28日目に投与された。化学療法2、4、および6サイクル目の22〜28日目、および化学療法完了後8週ごとにコンピュータ断層撮影または磁気共鳴イメージングによって腫瘍反応を測定した。主要評価項目は8週目の無増悪率(NPR)であった。副次評価項目は奏効率、16週目のNPR、奏効期間、PFS、全生存率(OS)、および安全性であった。患者のベースライン特徴および疾患特徴は投与群間で十分均衡していた。

8週目のNPRはゲムシタビン+シスプラチンまたはカルボプラチン(GC) – エルロニチブ群で80.3%、GC-プラセボ群で76.9%であった(OR、1.33;95% CI、0.57〜3.10;P=0.51)。16週目のNPR値はGC-エルロニチブ群で64.5%、GC-プラセボ群で53.8%であった(OR、1.70;95%CI、0.84〜3.41;P=0.14)。奏効率はGC-エルロニチブ群の方がGC-プラセボ群より高かった(それぞれ、35.5%対24.4%;OR、1.75;95% CI、0.86〜3.57;P =0.12)。GC-エルロチニブを投与した患者のPFSの中央値はGC-プラセボを投与した患者より有意に長かった(それぞれ、29.4 週間対23.4週間;ハザード比、0.47;ログランク検定;P =.0002、図1)ことから、53%改善したといえる。このベネフィットは前喫煙者を除くすべての臨床部分集団で認められた。奏効期間の中央値もGC-エルロニチブ群の方がGC-プラセボ群より有意に長かった(それぞれ、39.4週間対24.1週間;HR、0.40;95% CI、0.20〜0.79;ログランク検定 P=0.0057)。OS の中央値に有意な群間差はみられなかった (GC-エルロニチブ群で74.1 週間、GC-プラセボ群で75.7週間;HR、1.09;95% CI、0.70〜1.69;ログランク検定 P =0 .42)。著者らは、試験にOSの差を検出する能力がなかったことを認めた。

化学療法にエルロチニブを追加した場合の忍容性は良好であり、報告された有害事象(AE)のほとんどがグレード1または2であった。さらに、血液毒性の増加はみられず、治療と関連する間質性肺疾患も生じなかった。各群70例で、試験治療との因果関係が否定できないAEが少なくとも1件発現した。グレード3の治療と関連するAEはGC-エルロニチブ群およびGC-プラセボ群でそれぞれ32% および30%の患者に発現し、グレード4 の治療に関連するAEはそれぞれ8% および9%の患者に発現し、主に血液毒性であった。皮膚発疹は GC-エルロニチブ群でGC-プラセボ群より多くみられた(それぞれ、65%対34%)が、主にグレード1〜2であった。最もよくみられた治療と関連する重篤なAEは 貧血であり、これは各群4例に生じた。治療と関連する死亡はGC-エルロニチブ群で1例 (細菌性肺炎)、またGC-プラセボ群では2例であった(血小板減少症;上部GI出血)。

著者らは、エルロチニブと化学療法による逐次治療によってNSCLC患者のPFSおよび奏効率は改善すると結論した。この新しい第一選択逐次治療スケジュールを用いて、EGFR チロシンキナーゼ阻害剤と化学療法との間に生じる可能性のある細胞周期ベースの拮抗作用の問題が回避されると思われる。

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