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Once-daily Asacol as effective as twice-daily for maintenance of clinical remission in patients with ulcerative colitis ENG
James Bestilny 08/Feb/10
潰瘍性大腸炎(UC)の治療に用いるメサラジンは、推定される毒性と有効性から1日数回投与とされてきたが、1日1回投与との比較は詳細に検討されていなかった。WJ Sandbornによって行われ、Gastroenterologyの1月号にオンライン公開された試験によると、軽度から中等度のUCの病歴がある患者の臨床的寛解を維持する場合、1.6〜2.4 g/日の用量による遅延放出型経口メサラジン(アサコール)の1日1回投与は、1日2回投与と同等に有効で安全であることが示されている。

同試験は、合計1,023例の患者を対象とし、治験責任医師を盲検にした12ヵ月間の無作為化試験であった。すべての患者に軽度から中等度のUCがみられ、少なくとも3ヵ月の間アサコール(用量範囲1.6〜2.4g/日)を投与され、投与期間中に臨床的寛解(SCCAI [Simple Clinical Colitis Activity Index] スコアが2ポイント以下)が得られていた。患者はベースライン時の1日総投与量と同じ投与量で、アサコール(400 mg錠)の1日1回(n=512)または1日2回(n=511)投与レジメンに無作為に割り付けられた。0(ベースライン時)、3、6、9および12ヵ月の時点で、SCCAIスコアを用いて患者の疾患重症度および治療の有効性についての評価を行った。再発はSCCAIスコアで5以上と定義された。主要評価項目は、主要有効性解析対象集団(intent to treat 集団)における6ヵ月時点での臨床的寛解の維持であった。主要有効性解析では、6ヵ月時点で1日1回投与レジメンの非劣性を検討する試みが行われた。副次評価項目には、初回投与日から再発の診断までの期間、3ヵ月および12ヵ月時点での臨床的寛解の維持、6ヵ月および12ヵ月時点で患者が判定した寛解、3、6および12ヵ月時点でのMARS(Medication Adherence Report Scale)評価、さらに6ヵ月および12ヵ月時点での患者の満足度および投与レジメンの選好性が含まれた。

ベースライン時点において、大部分の患者(70%)がアサコール2.4 g/日、28%が1.6 g/日の投与を受けていた。また、患者の4%が1日1回投与レジメンを受けており、62%が1日2回投与レジメン、33%が1日3回投与レジメン、また1%が他の投与レジメンを受けていた。本試験により、非劣性の証明という主目的は達成された。6ヵ月時点において、1日1回投与を受けた患者のうち90.5%(患者473例中428例)が臨床的寛解を維持したのに対して、1日2回群では91.8%であった(95%CI -2.3〜-4.9)。3ヵ月および12ヵ月時点でも、同様に投与レジメンにおける有意差は認められなかった。また、再発までの期間は、6ヵ月時点(ハザード比1.17、95%CI 0.76〜1.80)および12ヵ月時点(ハザード比1.01、95%CI 0.71〜1.42)とも、投与レジメン間で類似していた。患者が判定した寛解でも、6および12ヵ月時点においてレジメン間で有意差はみられなかった。患者の満足度は6ヵ月時点では統計的に差がなかったが(P=0.08)、12ヵ月時点では、有意に高い割合の患者が1日1回投与レジメンに満足していた(P=0.01)。全体的にみて、6ヵ月および12ヵ月時点において患者は1日2回(P<0.0001)および1日3回(P<0.0001)よりも、1日の服用回数が少ない1日1回の投与レジメンを好んでいた。服薬アドヒアランスは両投与群で高かった。

有害事象(AE)に起因する中止率は有意ではなかったが、1日1回投与より1日2回投与レジメンでわずかに高かった。重篤なAEは1日1回と比較して1日2回のほうがわずかに多かったが、ほぼすべてが治験薬との関連なしと判定された(3.5%(n=18)対1.8%(n=9))。

研究者らは、軽度から中等度UCの病歴がある患者の臨床的寛解の維持において、1.6〜2.4 g/日の用量による遅延放出型アサコールの1日1回投与は1日2回投与より劣っていないと結論した。Lialda、Apriso、ペンタサなど、他の有効な1日1回投与のメサラジン製剤は、アサコールとは対照的に結腸全体にわたって放出を持続するが、アサコールは回腸終末部と右結腸のみでメサラジンを放出する。本試験での結果は、1日1回投与を達成する上で結腸全体にわたるメサラジンの正確な送達が必要でないことを示していると、著者らは述べた。これらの薬物が目的を達成できるのは、薬物送達を決定する特定の製剤によってではなく、メサラジンの薬力学的特性の結果である可能性が高い。

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