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ecancer:すい臓:多くのすい臓がん患者が生存期間延長の可能性のある治療の機会を逃している

29 May 2019

生存期間延長の可能性があるにも関わらず、転移性すい臓がん患者の3分の1が腫瘍内科医の診察を受けておらず、がんを対象とした治療を受けていないという研究結果がCanadian Medical Association Journal誌に発表された。

すい臓がんは死亡率が高く、しばしば進行期に診断される。

「このデータは、患者とがん専門医との間で重要な議論をする多くの機会を逃したことを示唆している」と、本研究の著者であり、オンタリオ州トロントのSunnybrook Health Sciences CentreとUniversity of Torontoの外科腫瘍医であるNatalie Coburn氏は述べた。

「われわれには過去よりも優れた化学療法薬があるが、それらの標準治療は患者に届いていない。腫瘍内科医との協議から始め、治療基準の範囲を拡大することは大きな影響を与えるだろう」

この研究では、2005~2016年までの間にオンタリオ州で進行性すい臓がんと診断された患者10,881名のデータを調べ、診療所で診察を受けた人数と診察後に治療を受けた人数を調査した。

約65%の患者が腫瘍内科医に相談し、全患者の38%ががんを対象とする治療を受けた。

がんによる治療を受けていない患者の半数以上が、腫瘍内科の診察を受けていなかった。

これとは対照的に、結腸直腸がん患者の約80~90%が腫瘍内科医に診察を受け、この疾患の治療を受けていた。

この研究は、すい臓および他の高致死性がんに対するこの問題の認識を高めることを目的としている。

「膵臓がんを“治療する価値はない”という考えを覆したい。治療の選択肢、症状の管理、緩和ケアについての情報を得られるように、より多くの人々に腫瘍内科医にアクセスしてもらいたい」と、共著者で、Sunnybrook Health Sciences CentreとUniversity of Torontoの外科腫瘍医であるJulie Hallet氏は述べた。

「将来多くの高価な実験薬を使用するよりも、より多くの人々を腫瘍専門医に紹介し、最良の実践治療へのアクセスを向上させることでより良い結果を得る可能性がある」

著者らは、すべての患者の評価と治療の機会を平等にするには、健康政策の変更が必要であることを示唆している。

同氏はまた、「人々が標準的な医療水準にアクセスできるようにするにはどうすればよいかという医療制度のギャップに関する意識を政策立案者の間で高めたいと考えている」と述べた。 

https://ecancer.org/news/16066-many-patients-with-pancreatic-cancer-miss-out-on-treatment-that-may-extend-survival.php

 (2019年5月27日公開)

 

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