ニュース
03 Mar 2026
成人がん患者を対象とした研究において、がん診断後1年以内に精神疾患を発症した成人は、その後数年間で死亡する可能性が高いことが示された。
本研究結果は、American Cancer Societyの査読付き学術誌であるCANCER誌に、Wileyよりオンライン掲載された。
University of California関連病院の全患者データを解析した本研究では、2013~2023年の間にがんと診断され、診断前に精神疾患の記録がなかったすべての成人患者を同定した。
371,189名の患者のうち、39,687名 (10.6%)が1年以内に精神疾患を発症した。
潜在的に影響を及ぼし得る因子を考慮した後、精神疾患の診断は、がん診断後最初の1~3年間における死亡リスクの51%上昇と関連していた。
この上昇したリスクは、3~5年後には死亡リスク17%の上昇へと減弱し、その後は消失した。
本研究結果は、がん診断後における苦痛および精神疾患の迅速なスクリーニングと治療の重要性を支持するものである。
「過去数年間にわたり、がんおよびその治療と精神的健康との重要な関連性に対してますます認識を深めてきた」と、サンフランシスコのUniversity of Californiaの筆頭著者であるJulian Hong, M.D., M.S.は述べた。
「本研究は、University of Californiaシステム全体にわたる共有された知見を活用することで、我々の先行研究を再現したものであり、がん患者における精神疾患と死亡率との関連を裏付けるとともに、精神的健康に優先的に対応し、管理する必要性を強調するものである」
https://ecancer.org/en/news/27849-does-mental-health-affect-mortality-risk-in-adults-with-cancer
(2026年2月23日公開)